これも良く使われる布。半洋とも言います。経糸が紡績糸なので(6)生平麻よりも仕立てやすく小物向きです。緯糸には細い手績みの麻糸が使ってあります。
名前の由来は日本の古くからの麻、五郎丸から採ったものです。復元版ですので、名前は遠慮して次郎丸になりました。⑦に比べて厚みがあります。
次郎丸の緯糸に、苧績みのときに出るくず糸をいれて、アクセントをつけました。
経糸も緯糸も紡績糸です。用途は広い。
帆布のような生地です。とても丈夫です。これでバッグを作る人も多い。
両端に薄い布があるので、三つ折に始末しても、とても納まりの良い布です。巾は11cm、一束で85枚はとれます。
ただ今「染織のための自然素材展・沖縄」の企画に全力投球中。